お尻から太ももの裏にかけて、 電気が走るような痛みがある。 片側だけがしびれる。 夜になると痛みが強くなって眠れない。
スズキこんにちは!十条駅から徒歩8分の完全個室リラクゼーション
salon de pressoの鈴木涼太です!
坐骨神経痛でお困りの方から、 ご相談をいただくことがあります。
この記事では、 坐骨神経痛が起きる仕組み、 左右で症状が違う理由、 夜間に悪化する理由、 そして受診すべきサインまでまとめました。
まず最初にお伝えしておくと、 坐骨神経痛には医療機関での確認が必要なケースが含まれます。 判断材料として読んでいただければと思います。
坐骨神経痛とは何か
病名ではなく「症状の総称」
坐骨神経痛は、 病名ではありません。
坐骨神経が圧迫されたり刺激されたりすることで生じる、 痛みやしびれといった症状の総称です。
「坐骨神経痛ですね」と言われた場合、 それは症状の説明であって、 原因が特定されたわけではありません。
原因を突き止めるには、 別途検査が必要になります。
坐骨神経は人体で最も太い神経
坐骨神経は、 腰椎の下部から仙骨にかけての神経が集まってできた、 人体で最も太く長い末梢神経です。
腰から出て、 お尻の奥を通り、 太ももの裏側を下り、 膝の裏で枝分かれして、 ふくらはぎから足先まで伸びています。
この経路のどこかで神経が圧迫されると、 その先の領域に症状が出ます。
症状の出方
お尻から太ももの裏側にかけての痛み。
ふくらはぎや足先のしびれ。
電気が走るような鋭い痛み。
足に力が入りにくい。
長く歩けない。
座っていられない。
痛む場所は圧迫されている位置によって変わり、 腰そのものは痛くないというケースもあります。
片側に出ることが多い
坐骨神経は左右に1本ずつあります。
そのため、 症状も片側だけに出ることが一般的です。
両側に同時に強い症状が出る場合は、 後述する緊急性の高い状態の可能性があるため、 注意が必要です。
坐骨神経痛を引き起こす主な原因


腰椎椎間板ヘルニア
背骨の間にある椎間板の中身が飛び出し、 神経を圧迫する状態です。
比較的若い世代、 20代から50代に多く見られます。
前かがみの姿勢や座位で症状が悪化しやすいのが特徴です。
腰部脊柱管狭窄症
加齢によって神経の通り道である脊柱管が狭くなり、 神経が圧迫される状態です。
50代以降に多く見られます。
特徴的なのが間欠性跛行と呼ばれる症状で、 しばらく歩くと足がしびれて歩けなくなり、 前かがみで休むとまた歩ける、 というパターンを繰り返します。
ヘルニアとは逆に、 前かがみになると楽になることが多いのも特徴です。
梨状筋症候群
お尻の深い部分にある梨状筋という筋肉が硬くなり、 その下や中を通る坐骨神経を圧迫する状態です。
腰の検査で異常が見つからないのに症状が続く場合、 この可能性が考えられます。
長時間の座位で悪化しやすく、 お尻の深い部分に押すと痛むポイントがあることが多いとされています。
デスクワークの方、 ランニングなど股関節をよく使う方に見られます。
後ろポケットに財布を入れたまま長時間座る習慣も、 要因として挙げられることがあります。
腰椎すべり症・変性
腰椎がずれることで神経が圧迫される状態です。
その他の原因
まれではありますが、 腫瘍、 感染症、 血管の異常、 子宮内膜症などが坐骨神経を圧迫することもあります。
一般的な原因で説明がつかない場合は、 こうした可能性も含めた検査が必要になります。
右側だけ・左側だけしびれるのはなぜか


ここは誤解が多い部分なので、 正確にお伝えします。
「右は◯◯、左は△△」という決まりはない
インターネット上には、 右側の坐骨神経痛は特定の内臓が原因、 といった説明が見られることがあります。
ただ、 これを裏づける確かな根拠はありません。
坐骨神経は左右に1本ずつ独立して走っているため、 症状が出るのは単純に「圧迫が起きている側」です。
右が圧迫されていれば右に、 左が圧迫されていれば左に出る。 それだけの話です。
では、なぜ片側に偏るのか
圧迫が片側に起きる背景には、 日常の癖による負担の偏りがあります。
いつも同じ方向に脚を組む。
片側の肩でカバンをかける。
片脚に体重をかけて立つ。
横向きで寝るときの向きが決まっている。
後ろポケットに財布を入れる側が決まっている。
利き脚で踏ん張る動作が多い。
こうした習慣が続くと、 骨盤の傾きやお尻の筋肉の硬さに左右差が生まれます。
その結果、 片側の梨状筋だけが硬くなったり、 片側の椎間板に負担が集中したりする。
セラピストとして施術していても、 坐骨神経痛の症状がある方は、 症状が出ている側のお尻が明らかに硬いケースが多いです。
自分の癖を確認してみる
普段どちら側で脚を組んでいるか。 カバンをどちらの肩にかけているか。 どちら向きで寝ることが多いか。
意識してみると、 症状が出ている側と一致していることがあります。
原因そのものを解消できるわけではありませんが、 負担の偏りを減らす手がかりにはなります。
片側だけの症状が急に強まった場合
これまでなかった側に急に強い症状が出た。 片脚だけが急に腫れて熱を持っている。 しびれが日に日に広がっている。
こうした変化がある場合は、 自己判断せず医療機関を受診してください。
夜になると悪化するのはなぜか


「昼間は我慢できるのに、 夜になると痛みで眠れない」
これも非常によく聞く訴えです。 考えられる理由を整理します。
日中の負担が蓄積している
1日活動した結果として、 夕方から夜にかけて筋肉の疲労がピークに達します。
お尻や腰の筋肉が硬くなり、 神経への圧迫が強まる。
朝より夜の方がつらいという方は、 このパターンが多いと考えられます。
寝る姿勢が神経を圧迫している
横向きで寝るとき、 上側の脚が前に倒れると骨盤がねじれます。
このねじれがお尻の筋肉を引き伸ばし、 坐骨神経への刺激につながることがあります。
仰向けで脚を伸ばした姿勢も、 腰の反りが強い方には負担になります。
寝具が合っていない
柔らかすぎるマットレスは腰が沈み、 硬すぎるマットレスは腰が浮きます。
どちらも腰への負担を増やす要因になります。
身体を動かさないことで血流が滞る
日中は無意識に姿勢を変えていますが、 睡眠中は動きが減ります。
同じ姿勢が長く続くと血流が滞り、 筋肉が硬くなりやすい。
朝起きたときに一番つらいという方は、 この影響が大きいかもしれません。
気を紛らわせるものがない
日中は仕事や家事に集中していて、 痛みへの意識が分散されています。
夜、 静かな環境で横になると、 痛みに意識が向きやすくなる。
これは気のせいではなく、 痛みの感じ方に関わる自然な現象です。
ただし「夜間痛」には注意が必要
ここは重要なので強調しておきます。
姿勢に関係なく夜間に強い痛みが続く。 痛みで毎晩目が覚める。 どんな体勢をとっても楽にならない。
こうした場合は、 筋肉や姿勢以外の原因が隠れている可能性があります。
安静時痛や夜間痛は、 腫瘍や感染症といった重篤な疾患を疑うサインの一つとされています。
必ず医療機関で確認してください。
症状が出る場面から原因を推測する


確定診断はできませんが、 傾向として知っておくと役立ちます。
座っていると悪化する
椎間板ヘルニアや梨状筋症候群で見られやすいパターンです。
座位では椎間板への圧力が高まり、 またお尻の筋肉が圧迫され続けるためと考えられています。
歩くと悪化して、前かがみで休むと楽になる
脊柱管狭窄症に特徴的なパターンです。
前かがみになると脊柱管が広がるため、 症状が軽減します。
自転車には長時間乗れるのに歩けない、 という方はこのタイプの可能性があります。
前かがみになると悪化する
椎間板ヘルニアで見られやすいパターンです。
脊柱管狭窄症とは逆の反応になります。
特定の動作で再現される
股関節を内側にひねると症状が出る。 お尻の特定の場所を押すと痛みが走る。
こうした場合は梨状筋症候群が疑われることがあります。
いずれも自己判断の材料であって、 確定診断には医師の評価が必要です。
すぐに医療機関を受診すべきサイン


以下に当てはまる場合は、 セルフケアや施術ではなく、 医療機関を優先してください。
排尿や排便がしにくい、 または感覚がない。
お尻や股のまわりの感覚が鈍い。
両脚に同時にしびれや脱力がある。
足首や足の指に力が入らない。
しびれや麻痺が日に日に進行している。
発熱を伴う。
がんの既往がある。
原因不明の体重減少がある。
夜間の痛みが強く、 どんな姿勢でも楽にならない。
特に、 排尿・排便の異常とお尻まわりの感覚障害が同時にある場合は、 馬尾症候群と呼ばれる緊急性の高い状態の可能性があります。
早期の対応が必要とされるため、 すぐに受診してください。
やってはいけないこと


長期間の安静
かつては安静が推奨されていましたが、 現在の考え方は変わっています。
各国のガイドラインでは、 痛みの範囲内でできるだけ普段通りの活動を続ける方が、 回復が早いとされています。
数日間まったく動かないでいると、 筋力の低下や関節の硬さを招き、 かえって回復を遅らせます。
痛む場所を強く揉む
神経が圧迫されている状態で強い刺激を加えると、 症状が悪化することがあります。
「痛いところをほぐせば治る」とは限りません。
痛みを我慢したストレッチ
伸ばすと楽になるストレッチもありますが、 しびれが強まる、 痛みが増すような動きは避けてください。
神経を引き伸ばしている可能性があります。
原因を確認しないまま自己流で対処する
坐骨神経痛は原因によって適切な対処が変わります。
前かがみが良いケースもあれば、 悪いケースもある。
まず原因を確認することが、 遠回りに見えて近道です。
セルフケアでできること


医療機関で重篤な原因が否定されていることが前提です。
お尻を伸ばすストレッチ
仰向けに寝て、 片膝を両手で抱えて反対側の肩に向かって引き寄せる。
お尻が伸びる感覚があれば15秒キープ。
しびれが強まる場合は中止してください。
梨状筋のストレッチ
椅子に座り、 片方の足首をもう片方の膝の上に乗せる。 背筋を伸ばしたままゆっくり前に倒れる。
お尻の奥が伸びる感覚があれば20秒キープ。
太ももの裏を伸ばす
仰向けで片脚を持ち上げ、 膝をやや曲げた状態で太ももの裏を伸ばす。
膝を完全に伸ばすと神経が引っ張られることがあるため、 軽く曲げた状態で行ってください。
寝るときの姿勢を工夫する
横向きで寝る場合は、 膝の間にクッションを挟む。
これだけで骨盤のねじれが減り、 お尻の筋肉への負担が軽くなります。
仰向けの場合は、 膝の下にクッションを入れると腰の反りが減ります。
座り方を見直す
深く腰かけて背もたれを使う。 1時間に1回は立ち上がる。 後ろポケットから財布を出す。 脚を組むのを控える。
温める
炎症が強い急性期を除けば、 温めて血流を促す方が楽になることが多いです。
入浴や蒸しタオルを試してみてください。
適度に歩く
痛みの範囲内で歩くことは、 回復を助けるとされています。
無理のない距離から始めてください。
施術でできること・できないこと


できないこと
椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症といった、 構造的な原因を取り除くことはできません。
神経の圧迫そのものを解消することもできません。
これらは医療機関が担う領域です。
できること
お尻や太ももの裏、 腰まわりの筋肉の緊張を緩めること。
血流を促すこと。
姿勢の癖や左右差を伝えること。
筋肉の硬さが症状に影響しているケースでは、 そこを緩めることで楽になる場合があります。
特に梨状筋症候群が疑われるようなケースでは、 お尻の深い部分の緊張を取ることに意味があると考えています。
施術を受ける前に
強い痛みやしびれがある段階では、 まず医療機関で原因を確認してください。
原因が分かった上で、 筋肉のケアとして施術を受ける。 この順番が安全です。
まとめ|まず原因を確認することから


坐骨神経痛は病名ではなく、 症状の総称です。
原因は椎間板ヘルニア、 脊柱管狭窄症、 梨状筋症候群など複数あり、 それぞれ適切な対処が異なります。
左右差が出るのは、 圧迫されている側が片方だからです。
日常の癖による負担の偏りが背景にあることが多くあります。
夜間の悪化には、 日中の疲労の蓄積、 寝姿勢、 寝具、 血流の低下といった要因が関わります。
ただし、 姿勢に関係なく夜間痛が続く場合は、 別の原因を疑う必要があります。
排尿・排便の異常、 両脚のしびれ、 進行する脱力。
これらがあれば、 迷わず医療機関を受診してください。
当店(サロンドプレッソ)の場合


最後に、 当店でできることをお伝えします。
お尻と太ももの裏を中心にケアします
坐骨神経痛の症状がある方は、 お尻の深い部分が硬くなっていることが多くあります。
うつ伏せだけでは届きにくいため、 横向きの体勢を取り入れて、 お尻の奥にアプローチします。
太ももの裏や腰まわりの硬さも、 あわせて確認します。
「揉まずに圧す」施術です
強く揉むのではなく、 じわーっと持続した圧をかけていくスタイルです。
神経に関わる症状がある部位は特に、 刺激が強くなりすぎないよう配慮しています。
力加減はこまめに確認します
しびれが出ている方の身体は、 通常より反応が敏感になっていることがあります。
弱めの圧から始めて、 反応を見ながら調整していきます。
施術中にしびれが強まるようなことがあれば、 すぐにお伝えください。
左右差をお伝えします
施術中に気づいた身体の傾向は、 できるだけお伝えするようにしています。
どちら側のお尻が硬いか。 骨盤の傾きに偏りがあるか。
日常で意識できるポイントが分かるだけで、 負担の偏りは減らせます。
医療の領域は医療機関へ
排尿の異常、 進行するしびれ、 夜間の強い痛み。
こうした症状は施術の範囲外です。
カウンセリングでお話を伺って、 筋肉由来ではなさそうな場合は、 正直にその旨をお伝えしています。
医療機関で原因を確認された上で、 筋肉のケアとしてご利用いただければと思います。
この記事を書いた人


鈴木涼太 Ryota Suzuki
『25歳時点で転職5回ニート歴3年』と異色の経歴を持つ。
自分の存在意義が見つからず絶望していたある日【整体師募集!未経験可】ネット広告を見て「道具も何も使わず自分の腕だけで人の役に立ちたい」と思い、施術業界に飛び込む。
実績を評価され教育や店舗経営を任されるうちに、「何も生み出せなかった自分がもっと多くの人に元気を与えられたらとんでもないインパクトだな」と思うようになり、独立。
『誰にも邪魔されない一人時間で、あなた本来の力を取り戻す』を信念に、お客様がより輝く人生を送るサポートをしている。
経歴
2019/09~都内6店舗展開マッサージ整体院に入社
2021/05~社内最年少で練馬店店長に就任
2023/01~社内男性セラピスト指名数1位
2023/11~練馬店・江古田店の2店舗兼任店長に就任
2024/07~北区十条にてサロンドプレッソをオープン
※本記事では一般的に広く使われている表現を使用していますが、 当店のサービスはリラクゼーション(ボディケア・ドライヘッドスパ等)であり、 国家資格に基づく医療行為とは異なります。 また本記事は診断や治療を目的としたものではありません。 妊娠中の施術については、 必ず主治医にご相談のうえご判断ください。

