頭が重い。 なんとなくフラフラする。 明確な病気ではなさそうなのに、 ずっと不快感が続いている。
スズキこんにちは!十条駅から徒歩8分の完全個室リラクゼーション
salon de pressoの鈴木涼太です!
実は今、 私自身が副鼻腔炎になっていまして、 まさにこの症状のまっただ中にいます。
頭が重く、 立ち上がるとフラつく。 痛みというほどではないけれど、 一日中うっすら不快。
これがなかなかつらいということを、 身をもって実感しているところです。
同じような症状でお悩みの方に向けて、 考えられる原因と、 どこに相談すればいいのかを整理しました。
先にお伝えしておくと、 ふらつきは自己判断が最も危険な症状のひとつです。
まずは医療機関での確認を前提に読んでいただければと思います。
「めまい」と「ふらつき」は区別されている
回転性めまいと非回転性めまい
医療の現場では、 めまいを大きく2つに分けて考えます。
ひとつは回転性めまい。 自分や周囲がグルグル回っているように感じるタイプです。
もうひとつが非回転性めまい。 ふわふわする、 足元がおぼつかない、 船に乗っているような感覚。
いわゆる「ふらつき」はこちらに含まれます。
非回転性めまいに含まれるもの
ふわふわする感覚のほかにも、 目の前が暗くなる感覚、 立ちくらみ、 身体のバランスが取りにくい不安感。
これらもすべて非回転性めまいとして扱われます。
なぜ区別するのか
タイプによって、 疑われる原因が変わってくるためです。
ただし注意点もあります。
回転性だから耳の問題、 非回転性だから脳の問題、 と単純に分けられるわけではありません。
例外も多く、 回転性めまいであっても脳の病気が否定されるわけではない、 とされています。
だからこそ、 自己判断ではなく検査による確認が必要になります。
ふらつきの原因は多岐にわたる
ここが、 この症状の難しいところです。
耳の病気(末梢性)
めまいの原因として最も多いのが、 内耳の障害です。
内耳には三半規管や前庭という、 身体のバランスを感知する器官があります。
ここに問題が起きると、 めまいやふらつきが生じます。
良性発作性頭位めまい症は、 寝返りを打ったときや上を向いたときなど、 頭の位置を変えた際に数秒から数十秒の回転性めまいが起こるものです。
メニエール病は、 めまいに加えて耳鳴りや難聴を伴うことが特徴とされています。
前庭神経炎や突発性難聴でも、 めまいが起こることがあります。
脳の病気(中枢性)
脳梗塞、 脳出血、 脳腫瘍。
これらが原因でふらつきが起こることがあります。
中枢性のめまいは非回転性であることが多く、 手足のしびれや、 ろれつが回らないといった症状を伴うことがあります。
命に関わる可能性があるため、 最も注意が必要な原因です。
循環器・血液・代謝の問題
不整脈。 起立性低血圧。 貧血。 低血糖。 脱水。
これらもふらつきの原因になります。
特に立ち上がったときにクラっとする場合は、 血圧の変動が関わっている可能性があります。
鼻の病気
副鼻腔炎は、 頭重感の代表的な原因のひとつとして挙げられています。
これについては次のセクションで詳しく書きます。
目の問題
緑内障などの眼の病気や、 眼鏡やコンタクトレンズの度数が合っていないことでも、 頭重感やふらつきが起こることがあります。
薬の影響
服用している薬の副作用として、 ふらつきが出ることがあります。
降圧薬、 睡眠薬、 抗不安薬、 一部の抗アレルギー薬など。
新しい薬を飲み始めてから症状が出た場合は、 処方元に相談してください。
心因性・自律神経の影響
強いストレスや不安、 過労。
これらが背景にあるケースもあります。
災害のあとにふらつきを訴える方がいることも知られています。
筋力の低下や加齢
年齢とともに前庭機能が衰えたり、 筋力が低下したりすることで、 バランスが取りにくくなることがあります。
首や肩の緊張
いわゆる頸性めまいと呼ばれるものです。
これについても、 後ほど詳しく説明します。
副鼻腔炎で頭が重くなる理由
私が今まさに経験している症状なので、 少し詳しく書きます。
副鼻腔に膿や分泌物が溜まる
副鼻腔は、 鼻のまわりにある空洞です。
ここに炎症が起きて膿や分泌物が溜まると、 頬や額、 目の奥のあたりに圧迫感や痛みが出ます。
この圧迫感が、 頭全体の重さとして感じられることがあります。
日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会でも、 頭重感の原因となる病気のひとつとして副鼻腔炎が挙げられています。
鼻づまりによる酸素の取り込みにくさ
鼻が詰まると、 呼吸が浅くなりがちです。
口呼吸が続くことで睡眠の質も下がり、 日中の集中力低下や倦怠感につながります。
この積み重ねが、 ぼんやりした感覚を強めることがあります。
耳との関連
鼻と耳は耳管という管でつながっています。
鼻の炎症が耳管の機能に影響すると、 耳の詰まった感じや、 バランス感覚への影響が出ることがあります。
後鼻漏による不快感
鼻水がのどへ流れ落ちる後鼻漏があると、 のどの違和感や咳が続きます。
睡眠が妨げられ、 それが疲労として蓄積します。
実感として
私の場合、 明確な痛みというより「うっすらとした重さが一日中続く」という感じです。
集中しようとしても、 どこか膜がかかったような感覚がある。
痛みではないので周囲に伝わりにくく、 自分でも「気のせいかな」と思ってしまう。
この分かりにくさが、 副鼻腔炎の厄介なところだと感じています。
心当たりがある方は、 耳鼻咽喉科で確認してみてください。
首こり・肩こりとふらつきの関係
ここからは、 セラピストとして関わる可能性のある領域です。
ただし、 最初に正直なことをお伝えします。
頸性めまいという概念はある
首の筋肉の緊張や頸椎の問題が、 ふらつきに関与するという考え方があります。
頸性めまいと呼ばれ、 医学の文献でもふらつきの原因のひとつとして言及されています。
首には姿勢の情報を脳に伝えるセンサーが多く存在し、 その情報と、 内耳や目からの情報を脳が統合してバランスを保っています。
首の状態が乱れると、 この情報の統合に影響が出るのではないか、 という考え方です。
ただし「除外診断」であることが重要
正直に書きますが、 頸性めまいは確立された診断基準が明確にある疾患ではありません。
耳の病気、 脳の病気、 循環器の問題。
こうした他の原因が検査で否定されたうえで、 はじめて「首が関係しているかもしれない」と考える。
つまり、 最後に残る候補です。
「肩こりのせいだ」と決めつけるのが一番危険
ここが最も伝えたい部分です。
ふらつきがあるとき、 肩や首が凝っていれば「これが原因だろう」と思いたくなります。
実際、 ふらつきと肩こりが同時にある方は多いです。
ただ、 肩こりは非常にありふれた症状なので、 「同時にある」ことと「原因である」ことは別問題です。
脳梗塞の初期症状を肩こりのせいだと思い込んで、 受診が遅れる。
これが最も避けたい事態です。
順番を間違えない
まず医療機関で原因を確認する。
重大な病気が否定されて、 それでも症状が残る。
そこではじめて、 首や肩の緊張へのアプローチが選択肢になります。
この順番は、 絶対に崩さないでいただきたいと思っています。
すぐに救急受診すべきサイン
以下に当てはまる場合は、 迷わず救急を受診してください。
これまで経験したことのない激しい頭痛を伴う。
手足のしびれや麻痺がある。
ろれつが回らない。
言葉が出てこない。
顔の片側が動かしにくい。
ものが二重に見える。
片方の目が見えにくい。
まっすぐ歩けない。
意識が遠のく。
激しい嘔吐を伴う。
胸の痛みや強い動悸を伴う。
これらは脳卒中や心疾患を疑うサインです。
時間が経過するほど予後に影響する可能性があるため、 様子を見ずに受診してください。
早めに受診すべきサイン
緊急ではないものの、 放置しない方がよいケースです。
ふらつきが数日以上続いている。
耳鳴りや難聴を伴う。
耳が詰まった感じがある。
発熱がある。
鼻づまりや顔の痛みを伴う。
立ち上がるたびにクラっとする。
日常生活や仕事に支障が出ている。
新しく薬を飲み始めてから症状が出た。
転倒しそうになったことがある。
何科を受診すればいいか
迷いやすい部分なので整理します。
耳鼻咽喉科
めまいやふらつきの原因は耳であることが多いため、 まず耳鼻咽喉科が選択肢になります。
耳鳴りや難聴を伴う場合、 鼻づまりや顔の痛みを伴う場合は特に適しています。
眼振検査、 聴力検査、 平衡機能検査などを受けられます。
脳神経内科・脳神経外科
しびれ、 ろれつが回らない、 手足の力が入らないといった症状を伴う場合。
CTやMRIによる検査が必要になります。
循環器内科
立ちくらみ、 動悸、 息切れを伴う場合。
血圧や不整脈の確認が必要です。
内科
何科に行けばいいか分からない場合は、 まずかかりつけの内科で相談するのも方法です。
血液検査で貧血や甲状腺の異常が分かることもあります。
必要に応じて適切な科へ紹介してもらえます。
検査で異常なしと言われても
検査をしても診断がつかないケースは実際にあります。
ただ、 命に関わる重大な病気を否定できたこと自体に、 大きな意味があります。
そのうえで症状が続く場合、 自律神経の乱れ、 ストレス、 首や肩の緊張といった要素を検討していく段階に進みます。
受診の際に伝えるとよいこと
診察をスムーズにするために、 事前に整理しておくと役立ちます。
いつから症状があるか。
どんな感じか(回るのか、ふわふわするのか)。
どのくらい続くか。
どんなときに起こるか(起き上がったとき、頭を動かしたときなど)。
ほかに症状はあるか(耳鳴り、頭痛、しびれなど)。
服用している薬。
過去の病気。
メモにして持っていくと、 伝え漏れがなくなります。
日常でできること
重大な原因が否定されていることが前提です。
転倒に注意する
ふらつきがあるときは、 転倒のリスクが高まります。
急に立ち上がらない。 階段では手すりを使う。 夜間は足元灯をつける。
まずは安全の確保が優先です。
水分をしっかり摂る
脱水はふらつきの要因になります。
こまめな水分補給を意識してください。
睡眠のリズムを整える
起床時間を一定にする。 朝に光を浴びる。
自律神経のリズムを整える基本です。
急な動作を避ける
起き上がるとき、 振り返るとき。
動作をゆっくりにするだけで、 症状が出にくくなることがあります。
首や肩を温める
緊張が関わっている場合、 温めることで楽になることがあります。
蒸しタオルを首の後ろに当てる。 湯船に浸かる。
無理に首を動かさない
ふらつきがあるときに首を強く回したり、 勢いよくストレッチしたりするのは避けてください。
症状が悪化する場合があります。
まとめ|自己判断が最も危険な症状
頭のふらつきや重さは、 耳、 脳、 循環器、 鼻、 目、 薬、 自律神経、 首。
実に多くの原因が考えられる症状です。
そして原因によって、 緊急性も対処法もまったく異なります。
「肩こりのせいだろう」 「疲れているだけだろう」
そう決めつけて様子を見るのが、 最も避けたい対応です。
まずは医療機関で原因を確認する。
そのうえで、 生活習慣や身体の緊張にアプローチしていく。
この順番を守っていただければと思います。
あわせて読みたい
当店(サロンドプレッソ)の場合
最後に、 リラクゼーションの立場からできることをお伝えします。
まず前提として
当店は医療機関ではありません。
ふらつきの原因を診断することも、 治療することもできません。
症状がある方は、 必ず先に医療機関を受診してください。
これは形式的な注意書きではなく、 本当に守っていただきたいことです。
医療機関で異常なしと言われた場合
検査で重大な原因が否定されて、 それでも首や肩の強い張りがある。
そうした状態であれば、 筋肉の緊張を緩めるお手伝いができる可能性があります。
首の後ろ、 後頭部の際、 肩の上部、 鎖骨まわり。
このあたりが硬い方は多く、 ほぐすことで「頭が軽くなった」と言っていただけることがあります。
施術中も無理はしません
ふらつきがある方の施術では、 体勢の変更をゆっくり行います。
うつ伏せから起き上がる際も、 急に動かないようお声がけします。
首を強く動かすストレッチは行いません。
施術をお受けできない場合もあります
カウンセリングでお話を伺って、 医療機関を受診されていない場合や、 症状が強い場合は、 施術をお断りすることがあります。
無理に受けていただくより、 まず原因をはっきりさせる方が大切だと考えているためです。
私自身の経験から
冒頭に書いた通り、 今まさに副鼻腔炎で頭の重さと戦っています。
痛みではない不快感というのは、 周囲に伝わりにくく、 自分でも軽く見てしまいがちです。
でも、 一日中続くとかなり消耗します。
同じような症状でお困りの方は、 「このくらいで病院に行くのは大げさかな」と思わずに、 一度受診してみてください。
原因がはっきりするだけでも、 気持ちがずいぶん楽になります。
この記事を書いた人


鈴木涼太 Ryota Suzuki
『25歳時点で転職5回ニート歴3年』と異色の経歴を持つ。
自分の存在意義が見つからず絶望していたある日【整体師募集!未経験可】ネット広告を見て「道具も何も使わず自分の腕だけで人の役に立ちたい」と思い、施術業界に飛び込む。
実績を評価され教育や店舗経営を任されるうちに、「何も生み出せなかった自分がもっと多くの人に元気を与えられたらとんでもないインパクトだな」と思うようになり、独立。
『誰にも邪魔されない一人時間で、あなた本来の力を取り戻す』を信念に、お客様がより輝く人生を送るサポートをしている。
経歴
2019/09~都内6店舗展開マッサージ整体院に入社
2021/05~社内最年少で練馬店店長に就任
2023/01~社内男性セラピスト指名数1位
2023/11~練馬店・江古田店の2店舗兼任店長に就任
2024/07~北区十条にてサロンドプレッソをオープン
※本記事では一般的に広く使われている表現を使用していますが、 当店のサービスはリラクゼーション(ボディケア・ドライヘッドスパ等)であり、 国家資格に基づく医療行為とは異なります。 また本記事は診断や治療を目的としたものではありません。 妊娠中の施術については、 必ず主治医にご相談のうえご判断ください。
