涼しくなったのに、 なぜか身体が重い。 夏より肩がこる気がする。 朝起きるのがつらくなってきた。
スズキこんにちは!十条駅から徒歩8分の完全個室リラクゼーション
salon de pressoの鈴木涼太です!
毎年この時期になると、 「夏は乗り切れたのに、 涼しくなってから調子が悪い」というお話を伺います。
実際、 秋は身体に負担がかかる要因が重なる季節です。
この記事では、 秋に不調が出やすい理由を4つに整理して、 それぞれの対策までまとめました。
秋の不調は「涼しくなったから」起きるのではない
夏を乗り切った反動が出る時期
秋の不調でよくある誤解が、 「涼しくなったのに体調が悪いのはおかしい」というものです。
実際には逆で、 夏の間に蓄積したダメージが、 気温が下がってから表面化することがよくあります。
暑い時期は気を張って乗り切っていたものが、 涼しくなって緊張が緩んだときに一気に出てくる。
そういう構造になっています。
複数の要因が同時に重なる
秋には、 身体に負担をかける要因が同時に存在します。
夏の疲れの持ち越し。 1日の中での寒暖差。 日照時間の減少。 空気の乾燥。
これらが重なるため、 「なんとなく不調」という漠然とした形で出やすいのが特徴です。
原因① 夏の疲れが持ち越されている
冷房による冷えの蓄積
夏の間、 冷房の効いた室内で長時間過ごしていた方は多いと思います。
冷気を感じると身体は血管を収縮させて熱を逃がさないようにするため、 血流が滞り、 筋肉が硬くなります。
この状態が数か月続いた身体は、 秋の時点ですでに相当こわばっています。
冷たい飲食物による内臓の負担
冷たい飲み物や食べ物を摂り続けた胃腸は、 機能が落ちている可能性があります。
消化吸収がうまくいかないと栄養が十分に取り込めず、 疲労が抜けにくい状態になります。
睡眠の質の低下
熱帯夜による寝苦しさ、 あるいは冷房のつけすぎによる冷え。
どちらも睡眠の質を下げます。
筋肉が回復するのは主に睡眠中なので、 夏の間ずっと眠りが浅かった方は、 疲労が回復しきらないまま秋を迎えていることになります。
発汗によるミネラルの消耗
大量の汗とともに、 水分だけでなくミネラルも失われています。
補給が追いついていないと、 だるさや疲れやすさとして残ります。
セラピストとして感じること
9月から10月にかけて来られる方の身体は、 全体的にパツッと張っていることが多い印象です。
特定の場所が硬いというより、 全身がこわばっている。
夏の間に溜め込んだものが、 そのまま残っている状態だと感じています。
原因② 1日の中での寒暖差が大きい
朝晩と日中で10度近く違う日がある
秋は、 日中は暖かいのに朝晩は冷え込む日が増えます。
1日の中での気温差が大きくなるのが、 この季節の特徴です。
体温調節に自律神経が使われ続ける
人間の身体は、 外気温に関わらず体温を一定に保つようにできています。
その調節を担っているのが自律神経です。
気温の変化が大きいほど、 自律神経は頻繁に働くことになります。
この負担が蓄積した状態は、 寒暖差疲労と呼ばれることがあります。
症状は「その人の弱い部分」に出る
寒暖差による不調は、 もともと弱い部分に現れやすいとされています。
普段から肩こりがある方は肩こりが悪化する。 胃腸が弱い方は胃の不調が出る。 頭痛持ちの方は頭痛が増える。
同じ原因でも、 人によって出方が違うのはこのためです。
服装選びが難しい時期
朝の寒さに合わせると日中に暑い。 日中に合わせると朝晩が寒い。
この調整がうまくいかないことも、 身体への負担を増やします。
なお、 気圧の変化による不調については別の記事で詳しく書いていますので、 そちらもあわせてご覧ください。
原因③ 日照時間が短くなる
ここは秋特有の、 見落とされがちな要因です。
セロトニンの分泌が減る
セロトニンは、 気分の安定や睡眠に関わる神経伝達物質です。
日光を浴びることで分泌が促されることが知られています。
秋から冬にかけて日照時間が短くなると、 セロトニンの分泌量が減少すると考えられています。
気分の落ち込みや意欲の低下
セロトニンが不足すると、 気分の落ち込み、 意欲の低下、 集中力の低下といった症状が出やすくなります。
秋になると理由もなく気持ちが沈む、 という方がいるのはこのためです。
睡眠にも影響する
セロトニンは、 睡眠に関わるメラトニンの材料にもなります。
セロトニンが減ると、 生成されるメラトニンも減少する。
結果として、 眠りの質にも影響が出ることがあります。
季節性感情障害という状態
秋から冬にかけて気分が落ち込み、 春になると自然に回復する。
これを繰り返す場合、 季節性感情障害と呼ばれる状態の可能性があります。
過眠や過食を伴うことが特徴とされています。
20代の女性に比較的多いとされますが、 年齢や性別を問わず起こり得ます。
症状が強い場合や、 日常生活に支障が出ている場合は、 心療内科や精神科での相談を検討してください。
体内時計が乱れやすい
暗い時間が長くなることで、 体内時計を調整する機能も乱れやすくなります。
起床時間が後ろにずれていく。 夜に眠くならない。
こうした変化が起きやすい時期です。
原因④ 空気が乾燥し始める
粘膜が乾くと防御力が落ちる
秋が深まるにつれて、 空気は乾燥していきます。
鼻やのどの粘膜が乾くと、 ウイルスや細菌に対する防御機能が低下します。
季節の変わり目に体調を崩しやすいのは、 この影響もあります。
目の乾燥
夏の冷房に続いて、 秋冬は暖房による乾燥が始まります。
目の乾きは眼精疲労につながり、 そこから後頭部や首のこりに波及することもあります。
肌の乾燥とかゆみ
肌の乾燥でかゆみが出ると、 睡眠が妨げられることがあります。
これも疲労が抜けにくくなる要因のひとつです。
秋に多い不調の症状
ここまでの要因が重なった結果、 以下のような症状が現れやすくなります。
身体のだるさ、 疲れが抜けない。 肩こり、 首こりの悪化。 頭痛。 朝起きられない。 日中の眠気。 気分の落ち込み。 意欲が湧かない。 食欲の変化(増える場合も減る場合もある)。 胃腸の不調。 めまい、 立ちくらみ。 風邪をひきやすい。
これらが複数重なることも珍しくありません。
秋の不調への対策
朝に太陽の光を浴びる
最も重要な対策です。
セロトニンの分泌には、 日光を浴びることが有効とされています。
曇りの日でも、 屋外の明るさは室内の照明とは比べ物になりません。
起床後、 カーテンを開ける。 5分でも外に出る。 通勤時に一駅歩く。
朝の散歩が最も効率的な方法だとされています。
室内を明るくする
日中、 室内で過ごす時間が長い方は、 照明を明るくするだけでも違います。
デスクの位置を窓際に変える、 といった工夫も有効です。
トリプトファンを含む食品を摂る
セロトニンの材料になるのが、 トリプトファンという必須アミノ酸です。
体内で作れないため、 食事から摂る必要があります。
含まれる食品は、 大豆製品、 乳製品、 卵、 バナナ、 ナッツ類、 赤身の魚や肉など。
朝食にこれらを取り入れると、 日中のセロトニン生成に役立つとされています。
服装で寒暖差に対応する
羽織れるものを1枚持ち歩く。
これだけで、 自律神経の負担をかなり減らせます。
特に首、 手首、 足首は皮膚の近くに太い血管が通っているため、 ここを冷やさないことが効果的です。
湯船に浸かる
夏の間シャワーだけで済ませていた方は、 入浴を再開してください。
38度から40度のぬるめのお湯に10分から15分。
温めることで血流が改善し、 副交感神経が優位になりやすくなります。
胃腸を休ませる
夏の間に冷たいものを摂りすぎた自覚がある方は、 温かい食事を意識してください。
味噌汁やスープなど、 消化に負担の少ないものから。
起床時間を一定にする
就寝時間より、 起床時間を揃える方が体内時計は安定しやすいとされています。
休日も平日と大きくずらさないのが理想です。
適度に身体を動かす
秋は気候が良く、 運動を始めるのに適した季節です。
ウォーキング程度でも、 血流の改善と自律神経の調整に役立ちます。
朝に歩けば、 日光を浴びる対策も同時にできます。
首肩の緊張を溜め込まない
夏の冷えで硬くなった筋肉を放置したままだと、 寒くなるにつれてさらに固まります。
ストレッチや入浴、 定期的なケアでリセットしておくことが、 冬を楽に過ごすことにつながります。
こんな症状があれば医療機関へ
以下に当てはまる場合は、 セルフケアだけで対応しようとせず、 医療機関を受診してください。
強いだるさが長期間続いている。 気分の落ち込みが強く、 日常生活に支障が出ている。 眠れない日が続いている。 食欲が極端に変化した。 体重が大きく変動した。 発熱を繰り返す。 動悸や息切れが頻繁に起こる。 めまいやふらつきが続いている。
季節の変わり目の不調だと思っていたものが、 甲状腺の病気、 貧血、 うつ病といった別の疾患によるものである場合があります。
血液検査などで確認できることも多いため、 まず内科での相談が選択肢になります。
気分の落ち込みが中心の場合は、 心療内科や精神科も検討してください。
まとめ|秋は「夏の清算」の季節
秋の不調は、 涼しくなったから起きるのではありません。
夏の間に蓄積した冷えや疲労、 睡眠不足の持ち越し。
そこに1日の寒暖差、 日照時間の減少、 乾燥が重なることで、 漠然とした不調として現れます。
対策の軸は3つです。
朝に光を浴びること。 身体を温めること。 寒暖差から身を守ること。
どれも地味ですが、 積み重ねで変わってきます。
秋のうちに身体を整えておくと、 冬をかなり楽に過ごせます。
あわせて読みたい
当店(サロンドプレッソ)の場合
最後に、 当店でできることをお伝えします。
夏に溜め込んだ硬さをリセットします
この時期にお越しになる方は、 夏の冷房による冷えと緊張を抱えたままのケースが多くあります。
本人は「夏は乗り切れた」と思っていても、 触ると全身がこわばっている。
そうした状態を一度リセットしておくことが、 冬に向けての準備になります。
温めてから圧します
当店では施術前にホットパックで温めてから、 硬くなったポイントにじわーっと持続した圧をかけていきます。
冷えて硬い筋肉にいきなり圧をかけても奥まで届かないため、 まず緩める工程を入れています。
「温めて圧す」が当店のコンセプトです。
全身がこわばっている方には全体を
特定の場所だけが硬いのではなく、 全体的に張っている。
季節の変わり目には、 こうした状態の方が増えます。
その場合、 肩だけ、 首だけをほぐしても戻りやすいため、 全体の緊張レベルを下げるアプローチをします。
脚の冷えにはオイルフットを
夏の冷房で足元が冷え続けていた方は、 ふくらはぎや足先が硬くなっています。
フットスチームやホットパックで温めてから、 オイルで流していきます。
完全個室で過ごす時間として
気分が沈みがちな時期でもあります。
予約枠にはお一人だけなので、 誰にも気を遣わずに過ごしていただけます。
眠ってしまっても問題ありません。
医療の領域は医療機関へ
強い落ち込みや不眠が続いている場合は、 施術の範囲外です。
カウンセリングでお話を伺って、 医療機関での相談をおすすめすることもあります。
「夏は平気だったのに、 涼しくなってから調子が悪い」
そう感じている方は、 一度身体の状態を確認しに来てみてください。
この記事を書いた人


鈴木涼太 Ryota Suzuki
『25歳時点で転職5回ニート歴3年』と異色の経歴を持つ。
自分の存在意義が見つからず絶望していたある日【整体師募集!未経験可】ネット広告を見て「道具も何も使わず自分の腕だけで人の役に立ちたい」と思い、施術業界に飛び込む。
実績を評価され教育や店舗経営を任されるうちに、「何も生み出せなかった自分がもっと多くの人に元気を与えられたらとんでもないインパクトだな」と思うようになり、独立。
『誰にも邪魔されない一人時間で、あなた本来の力を取り戻す』を信念に、お客様がより輝く人生を送るサポートをしている。
経歴
2019/09~都内6店舗展開マッサージ整体院に入社
2021/05~社内最年少で練馬店店長に就任
2023/01~社内男性セラピスト指名数1位
2023/11~練馬店・江古田店の2店舗兼任店長に就任
2024/07~北区十条にてサロンドプレッソをオープン
※本記事では一般的に広く使われている表現を使用していますが、 当店のサービスはリラクゼーション(ボディケア・ドライヘッドスパ等)であり、 国家資格に基づく医療行為とは異なります。 また本記事は診断や治療を目的としたものではありません。 妊娠中の施術については、 必ず主治医にご相談のうえご判断ください。

