リラクゼーションは意味ない?

オーナーの鈴木です!

「リラクゼーションは無駄」
「リラクゼーションは意味がない」

なんて聞いたことありませんか?
ちなみに当店の括りは、その無駄と言われがちなリラクゼーションサロンです。
何故そのように言われてしまうのか?について迫って行こうと思います。

目次

リラクゼーションサロンとは

リラクゼーションサロンは、心身を癒してリラックスさせるためのサービスを提供してくれるお店です。

体をほぐしたり温めたりすることで血行が良くなり体が軽く感じられるます。

内装にもこだわって非日常を感じたり、時にはアロマを焚いて香りでもリラックスすることが出来ます。

なぜ無駄と言われるのか

そんなリラクゼーションサロンは男女ともに利用者数が多く、株式会社リクルートの調査によると市場規模は3674億円で、2年連続拡大。

店舗数はコンビニの約2倍とも言われているほど。

何故そこまで多くの方に利用されているのに、無駄だと言われてしまうのでしょうか。

料金体系の違い

リラクゼーションサロンは、都度払い制が多いです。

都度払い制だと、一回試して終わりのお客様がとても多いです。
初回は少しお得ですが、1回の利用額で考えると少しお値段は高めでしょう。

一方比較されることの多い整体、カイロプラクティック、骨盤調整など治療院は、回数券制度が多いです。

これらは、初回の金額はとても安価なことが多いです。

初回お試し価格として2000円以下で受けられる店舗も多く、とてもお得に感じますが、これには理由があります。

回数券での利用が前提になっているからです。
回数券は大体、5~10回のセット販売になってることがほとんどです。

そして、来店スケジュールは短期間での場合が多いです。

初回の金額はとても安いですが、回数券として数万円の出費を求められるので、1回辺りの金額として割るとリラクゼーションサロンと同じくらいになることが多いです。

都度払い制だと…

・お客様が疲れを感じたときにふらっと立ち寄る、1回限りの多いリラクゼーション…

・短期間で5~10回以上の施術を約束されるその他比較対象…

当然、効果を実感しやすいのは後者ですよね。

「一回で治らないから効果が無い」
「長持ちしない」
「一時凌ぎだ」

リラクゼーションサロンだけがターゲットにされやすいのは、通いやすい料金体系の代償に、効果を感じる前に離脱してしまうお客様が多いことが要因の1つと考えられます。

新人スタッフも現場に配属されている

整体や治療院は結果重視、そして単身経営の場合が多いです。

個人の責任が重いので、技術の向上については努力を惜しみません。

高レベルの施術を受けられるでしょう。

対してリラクゼーションサロンは、店舗展開している場合が多いです。

現場には新人スタッフも配属されているので、どうしても技術レベルに差は生まれてきます。

その為、全く効果を感じられない…。

せっかく時間とお金を割いたのに苦い思いをした…という方も多いでしょう。

お客様の奪い合い

施術業界は、同業種での批判が多い印象です。

その背景として、店舗数はコンビニ並みに増えていることによる顧客の奪い合い。

そしてお客様に「先生」と呼ばれる仕事なのが影響していると思っています。

先生と呼ばれる仕事

毎日多くのお客様に先生と呼ばれていると

「俺は偉い」

「俺の技術や考え方こそが正解だ」

「他のやつらは間違っている」

段々と間違った思想に変わることがあります。

“スタンフォード監獄実験”と言うのはご存じですか?

『無差別で集められた心身ともに健康な21人の被験者の内、11人を看守、10人を受刑者役としてグループ分け。

それぞれの役割を実際の刑務所に近い設備を作って演じさせた。その結果…時間が経つに連れ、看守役の被験者はより看守らしく、受刑者役の被験者はより受刑者らしい行動をとるようになった…』

環境が人を変える、そういう事もあるというお話です。

施術業界は男性が多く、競争心が強いのも理由の一つかと思います。

おわりに

ここまで書きましたが、どこが良い悪いでなく、お客様が何を求めてお店を選ぶか?が重要です。

「普段からそこまで疲労を感じていないが、最近特にしんどい…」
「頑張ったご褒美として心身を癒したい…」

「空間やおもてなしにも力を入れていて、激しくないリラックスできる施術で疲れを取りたい…」
であれば、リラクゼーションを。

「腕が上がらない…腰が曲がりっぱなし…とにかく藁にもすがる思いで辛い…」
「多少大きな出費となっても、実績のある先生に診て欲しい…」

「数か月後に大事なイベントがあるから、短期間でコンディションを整えたい…」
であれば、整体や治療院などを。

ただし!病を患っていてどうにもならないケースがあります。

決して万能ではありませんので、病院で診てもらうことも選択肢に入れておいてくださいね。

私は提供しているサービスに自信を持っていますが、”先生”と呼ばれるのは違和感を覚えてしまうので、

「鈴木さん」とか「オーナー」とか、そんな感じでお呼びください(笑)

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